8/30 メイドカフェは趣味になりうるのか
はいじゃあどうも
探人です
ようやくスマホのカメラを直しました。
正確には勝手に直りました。
前回のブログの投稿の後すぐにです。
日課にしようと思っていたブログを止めさせたのはカメラの故障のせいでしたが、まるで「ブログを書くまでカメラ使わせてあげないんだから!///」とでも言われていたかのようなタイミングでの復活でした。
なんなんだよ・・・
お前のせいでブログ書けなかったのに勝手な奴だ、とメンヘラをわずらっている彼女へのぼやきみたいな文句をスマホにつぶやいてしまいました。
その仕返しなのかズボンの後ろポケットにいれていたらスマホのロックナンバーが勝手に入力されていたみたいで5分間使用できなくなっていました。
このロックが外れたら、こいつに優しくしてやろうと思います。
こんなやつでも、ずっと一緒にいたから・・・
さてそんなスマホへの愛を誓ったところで、今回のタイトル通りです。
即女の子に会いに行く浮気性な俺を許してくれ。
なんなら愛を誓ったスマホでメイドさんと浮気しているところを撮らせるNTRプレイをしてきました。
※メイドさんの写真をあげられないという建前のもと自分の写真をあげたくないのでその写真はありません。
ちなみに二軒はしごしました。
理由は私のメイドカフェへの認識と一軒目のメイドカフェの認識にずれがあり、メイド性の違いから解散したからです。
そして二軒目が楽しすぎて写真を撮れなかったので一軒目の写真しかないという問題っぷり。
多分これは本能的に趣味にする気がないということかもしれません。
では一軒目の様子になります。
仕事終わりに秋葉原で友人と合流し、かねてより決めていたメイドカフェに行くことになりました。
友人は最近YouTubeで「メイドカフェに行ってみた」動画をあさることが、社会の荒波のなかで掴んだ藁になりつつある社畜。
来る日も来る日も様々な他人がメイドカフェを訪れメイドに奉仕される様子を画面で見続ける生活。
疲れを溜め込む生活が続く中で当然芽生えた感情。
「俺もメイドさんに奉仕されたい」
そして友人として私もこう言うしかありませんでした。
「俺も行きたい」
歩きなれない秋葉原の道を人の流れに逆らいながらも雑踏に紛れると、彼のお目当ての店が。
真顔で言う彼に、それもう家で一人で自らメイド服着て言ってろよとは口にできませんでした。
お店は六階。エレベーターに乗り込み、短い時間でお互いの期待を高めます。
「可愛いのかなあ」「やっぱモエモエキュン、とかやるのは恥ずかしいな」「バッカおめえそこで本気出さなくてなにが男だ」「そうだよな」「そうだよメイドの可愛らしいポーズに汚い男どもが便乗する。そのコントラストがさらなる昇華を・・・」
チン
気持ちの悪い会話をしているとエレベーターがとまりました。
扉が開くと目の前にお店が現れます。
ピンクを基調とした壁と中が少しだけ覗けるドア。あまり多くの情報を外から読み取られないように透明なガラスにはハートや可愛らしい言葉が白いペンで描かれていました。
「いい・・・」
この時お互い言葉には出しませんでしたが目を見合わせた時そう思っていることが明白でした。
「いらっしゃいませ」
中に入るとメイドさんが・・・
メイドさんが・・・
メイドさんが・・・
いない
ドアは開けた。中に入った。辺りを見渡した。
カウンターの席のみのお店だった。カウンターの向こう側には女性がいた。
でもメイドさんはいなかった
私たちはスリル・ショック・サスペンスに巻き込まれているような気分になりました。
恋ではないです。
よく見るとカウンター越しの女性は少しフリル多めのワンピースを着ていました。
「え・・・?」
「それがメイド服だとでも言うつもりですのん・・・?」
小学校にも入る前の小さい女の子がテレビで見たメイドが可愛かったからと親にあの服ほしいとねだるもこれで我慢しなさいとセール品のワンピースを渡された、そんな情景が一発で広がりました。
「おや・・・?」
不安が私たちの胸をかすめます。
※後に友人は「おかえりなさいませご主人様」じゃなくて「いらっしゃいませ」と言われた時点で死にそうだったし実際に死んだと証言している。
仕方がない。
入ってしまった以上は仕方がない。
二人とも無言で席に着きます。
「初めてですか?」
セール品メイドが問いかけます。
「はい、メイドカフェ自体が初めてです」
こんな時でも正直に答え、初めてということで少しでも恩恵を得ようと試みる浅はかな男たち。
「そうなんですか。じゃあ料金説明しますね」
ああ・・・
確信してしまった・・・
これガールズバーですがな
おかしい。
お店の説明にもちゃんとメイドカフェと書いてあった。
入るときに確認した看板にもメイドカフェの文字があった。
でもこれは、想像していたものとは違う・・・
女の子がついて酒飲んで何分いくらのガールズバーというやつだ。
それでも、かすかに期待してしまったのです。
まだメニューがメイドカフェらしさを残していたから・・・
彼はすぐさまオムライスを頼みました。
ケチャップでご主人様の名前や絵などを書くお決まりのアレです。
少し日和見の私は【お絵描きコーヒー】なるものを注文。
なんでもメイドさんがコーヒーの上のクリームにチョコペンで絵を描いてくれるというもの。
よしよし、メイドカフェっぽい。
注文すると新しい女性が裏から現れました。
そういえばここまで一人しかメイド?がいなかった。
次こそは・・・と、お絵描きという言葉を燃料に期待を再燃させると、
ああ・・・
あかん・・・
フリルもねえ!
彼女の服装は黒地に中学生が好きそうな英語いっぱいのTシャツ。
下はカウンターでよく見えませんが、それだけでメイド服の体裁を保てるわけがないことは明白です。
「お絵描きしますねー」
別にモエモエもキュンキュンもなくチョコペンを取り出し書き始めるメイド。
おい、こっちはモエモエ、キュンキュンしたいんじゃメイド。
せめてにゃんにゃんやらせえメイド。
真顔のままその工程を見つめているとでてきたのは・・・
熊・・・?
メイドならざるものいわくうさぎさんだそうです。
上にある下乳歯みたいなのもハートなんだそうです。
ほう・・・?
もう特に言うことはありませんでした。
この時私の感情は↓
であり、出るときには↓
でした。
(ちゃんとこの後飲み干しました)
その語友人のオムライスの調理にもモエモエキュンキュンはなく、形容しがたいメイドのようなものの「やべ・・・」「難しいな・・・」というかすかな呟きだけがピンクの壁を反響していきます。
気づいたときは友人が支払いを済ませ、「ごめん」と一言だけ呟いてわずか30分で秋葉の夜空に戻っていました。
その顔つきは秋葉を知った男のようでした。
そしてすぐさま彼は目を輝かせます。
「次はもっとメイドカフェたる場所に!」
すいません何の学習もしていなかったみたいです。
以上です。